不定期Wine談義(4) :超雑訳!Wineがとても重要である理由(Why Wine is so important)
不定期という割には、意外と続いているRKのWine談義ですが、たまには長文ということで...
WineHQのページにあるWhy Wine is so important を訳してみました。なんか、私には理解できない難解な使いまわしが多くて、超訳...というより超雑訳になっていますが、なかなか面白い話なので目を通してみてください。
Wineがとても重要である理由
人気のあるディスカッション・フォーラムでは、多くの人がWineは「リナックスが必要とする最後のもの」か「重要でない」と考えているようです。
我々はここに彼らやその他の考えを徹底的にうち砕くべく、幾つかの情報を用意しました。
キーポイントは5つ
- 供給の多角化
- 均質の大集団は社会のリスク
- どんなウィンドウズ代替もウィンドウズアプリケーションを実行しなければならない
- デスクトップリナックスの鶏と卵の問題
- Wineの利益
供給の多角化
需要への供給を多角化するのは一般的にリスク管理の重要な一面であると考えられています。
しかし、米国司法省は、95%以上のパソコンではマイクロソフトウィンドウズが実行されていることを「発見しました」。アップルのマックをカウントに入れても、まだマイクロソフトウィンドウズは80%以上のコンピュータを占めています。そして、これは米国だけでなくその他の国にもほとんど当てはまります。したがって、世界中の政府、会社、および家庭でのユーザは結局、ただ一つの供給元、マイクロソフトを当てにしていることになります。
問題は、マイクソフトが悪魔的な意図を持っているかどうかや、倒産するかもしれないということではなく、彼らのプランがあなたに合うかどうかです。
ある会社が、管理を簡単にし、1クライアントあたりのウィンドウズライセンスの費用を節約するための、シンクライアントを供給したがっているかもしれません。しかし、マイクロソフトは、それを実行可能にしてウィンドウズ市場を切り落とすでしょうか。(その対策として)マイクロソフトがソフトウェアのサブスクリプション制を実施したとしたら、どこかに代わりがありますか。マイクロソフトがあなたの需要に満たしたくないとしたら、あなたには乗り換えられる他の供給者を持っていません。
均質の大集団は社会のリスク
他の一面として、このような大きな均等な集団は社会にとって危険です。ジャガイモ作物が伝染病によって壊滅した1845年の「ジャガイモ飢饉」により、100万人以上の人々(人口の約10%)が死亡した時に、アイルランド人は苦難の過程でこれを学びました。大きな均等な集団では、個々人がすべて同じ脆弱性を持ってしまうのです。一つの脆弱性を見つけると集団を全滅させることができてしまいます。それ以来、我々は歴史の教訓としてそれを学びました。
先に述べたように、圧倒的な割合のパソコンでマイクロソフトウィンドウズが走っています。ウィンドウズ9XとウィンドウズNTファミリ等の、異なるバージョンのウィンドウズのバリエーションを考慮に入れたとしても、これは一つの大きな均質な集団に相当します。ほとんどの政府、ほとんどのビジネス、ほとんどの家庭の人がそれに頼っています。
この集団の各要素は、他のすべての複雑系と同じように、脆弱性から奇跡的に逃れているわけではありません。2001年夏のCode Redウイルスの流行は我々にそれを思い出させるものでした。Code Redは大きな均質な集団に与えられたあらゆる「ウイルス」がするだろうことをしました。それは最初の1日で359,000台以上のコンピューターに感染しました。幸いにも、それは、ウィンドウズファミリーのそれほど一般的でないメンバーに感染するもので、かなり無害なものでした。手当たり次第にファイルを破壊したり、ハードディスクをフォーマットすることはありませんでした。
より有害なワームが現れるのは時間の問題です。影響を減少させる唯一の方法はOSの集団を多様化させることです。この問題は、現在、セキュリティアナリストがマイクロソフトウィンドウズへの私たちの依存を国家安全保障への脅威と呼んでいるほど重大であると考えられています。
Wineは、Win32APIの代替の実装であり、完全に異なったOSの上で稼働しているので、同じ欠点を持たず、したがって、この必要な多様性を提供することができます。
どんなウィンドウズ代替もウィンドウズアプリケーションを実行しなければならない
(人々の)依存はマイクロソフトウィンドウズはウィンドウズアプリケーションのそれより強くありません。箱に入れられていてすぐ入手できるアプリケーション、ゲーム、内製のアプリケーション、垂直市場向けアプリケーションが、ユーザ、会社、政府が別のオペレーティングシステムに切り替えるのを防いでいるのです。あなたがオフィススイート、メールクライアント、ブラウザ、メディアプレーヤーを彼らに提供することができるなら、ほとんどのユーザの必要性の90%を引き受けられたとしても、満たされない彼らの必要性(潜在的に決定的な必要性)がまだ10%残るでしょう。
残念なことにこれら残り10%はアプリケーションの広い範囲に渡って広がっています。ゲームから、イタリア語の百科事典、ドイツ語の税金ソフト、子供の教育ソフト、バンキングソフト、内製の何年もの開発を経たソフトウェアなどを経てフランスの農場のために専門化している財務会計ソフトまで、全域を尽くす何千ものアプリケーションに。これがウィンドウズをとても無視できなくし、その独占をとても強くする、このすべてのソフトウェアの有効性です。
どんなプラットフォームも、それらがこれらの(残り10%の)ソフトウェアの重要な部分を走らせ、個人、会社、政府に彼らのその(残り10%の)ソフトウェアへの投資を保持させない限り、主流にならないでしょう。
デスクトップリナックスの鶏と卵の問題
これはデスクトップのリナックスに鶏と卵の問題を私たちにもたらします。リナックスが上位アプリケーションに同等物を提供することができるまでは、デスクトップでのマーケットシェアは停滞するでしょう。しかし、デスクトップでのリナックスのマーケットシェアどんなベンダーもリナックス用のアプリケーションを開発しないでしょう。人はどのようにこの悪循環を断ち切ればよいでしょうか。
繰り返しますが、Wineは答えを提供できます。ユーザに彼らが時間とお金を投資したWindowsアプリケーションを再利用させることによって、Wineはユーザがリナックスに切り替わるのを防ぐ障壁を劇的に下げます。これにより、このセグメントでのマーケットシェアを増やし、リナックスがデスクトップで離陸するのを可能にします。
これで順番として、会社(ベンダー)が彼らのアプリケーションのリナックスバージョンをプロデュースして、新製品がまさしくリナックス市場に出て来るのが実行可能になります。
Wineがソリティアを実行することができるだけであるなら、容易にこの理屈を捨てることができるでしょう。しかしながら、今、それはマイクロソフトオフィス、クイックタイムやWindows Media Playerなどのマルチメディアアプリケーション、およびマックス・ペインあるいはシムズなどのゲームさえ走らせることができます。少しの時間をかければ、ほとんどのいかなる複雑なアプリケーションもちゃんと走らせることができます。そしてこのリストに一つのアプリケーションを加えるための作業が終わるたびに、多くの他のアプリケーションもこの作業の恩恵を得て使えるようになります。何がWineの下で実行することができるかの着想を得るには、私たちのApplication Databaseを見てください。
Wineの利益
最後ですが特に、Wineは今すぐにでも利益をウィンドウズの上に提供することができます。
- Wineはあなたが依存しているウィンドウズアプリケーションをまだ使っている間も、Unix全ての強味(安定性、柔軟性、リモート管理)を活かすことができます。
- Unixは常に強力なスクリプトを書くことを可能にしてきました。Wineはウィンドウズアプリケーションをスクリプトから呼ぶことを可能にします。
- Wineはウィンドウズアプリケーションを、それが数マイル離れていたとしても、遠隔よりアクセスすることを可能にします。
- Wineはシンクライアントの利用を経済的にします。単純にWineをリナックスサーバーにインストールして、そしてこの時点で、あらゆるX端末からあなたはウィンドウズアプリケーションにアクセスすることができます。
- VNCとそのJavaクライアントを用いることで、Wineは既存のWindowsアプリケーションをWebから利用可能にすることにも使えます。
- Wineはオープンソースソフトウェアですので、あなたは必要にあわせて拡張できますし、あるいはたくさんの会社のうちの1つにそれをしてもらうこともできます。




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