サーバーOSでの日本語環境
こんにちは、rkです。
「日本語環境」という言葉は、Windows95以降、巷間で見かけなくなった用語の一つかと思います。もともと英語環境での動作しか考えられていなかったOSおよびアプリケーションで、日本語の文字列や禁則処理などを扱えるようにしたり、メニューやヘルプを日本語に翻訳したりといった作業を日本語へのローカライズ、日本語化と言いますが、日本語化の済んだソフトウェアの集まり、あるいはそれらのソフトウェアがインストールされた状態を日本語環境と呼びます。
Linuxにおいては、古くはJEやJRPMなどのアドオンセットから日本語環境は始まります。それは英語のディストリビューションをインストールしたあとで日本語化されたソフトウェアを追加インストールする形でした。その後、既にローカライズ済みのディストリビューション、いわゆる日本語ディストリビューションが生まれます。この動きは、ローカライズに留まらない多言語対応ディストリビューションの誕生へと続いていきます。
さて、Asianuxです。
Asianuxには、ご存知の通りサーバー向けOSとされているので、一見日本語環境は不要に思えます。確かにいにしえの日本語ディストリビューションは、ほとんどがデスクトップ用途を目指したものでした。サーバー用途では、不用意にCPUパワーやメモリを食う日本語化ソフトウェアが敬遠されたのも確かです。
しかし現在のサーバーOSでは、日本語環境が必須になってきています。なぜでしょうか。
一つにはLinuxがもはや好事家かつ高い技術能力を持つ人のものではなく、仕事で使用したり日本語での説明を求められるような一般的なものになってきたからですが、もう一つは、日本で爆発的にサーバーが増えた時代、つまりWindowsNT等によるサーバーの世代交代時期が到来し、そのリプレース目的で、Linuxが使われているからでしょう。それ以前の世代、つまりSunOS4などの世代はサーバーの日本語環境は必須ではなかったと思い出されます。
MIRACLE LINUXでは早くからこの用途に注目しSambaのサポートを提供してきましたが、このWindowsからのサーバーマイグレーションは、なお興味深い技術課題だと思います。Asianuxの次世代バージョンに向けて、Legacy Encodingなど、サーバーOSでの日本語環境の充実をはかっていきたいと思います。




さすがに「ご存知の通りサーバー向けOSとされているので、一見日本語環境は不要に思えます」なんてことを今どき言っている人はいないんじゃないでしょうか?言っていたとしたら相当XXXです。
富士通のJEFとか、
http://www.ipsj.or.jp/katsudou/museum/computer/1131.html
東芝のJW10とか
http://www.ipsj.or.jp/katsudou/museum/computer/TSB-JW10.html
もう30年前の話ですが。
投稿: hyoshiok | 2006年12月15日 (金) 09:21
hyoshiokさんコメントありがとうございます。
RH5.2ぐらいまで、つまり日本語ディストリビューションなるものが本格的に出始めたころは、好んで英語版を使っている人はいたように記憶しています。
投稿: rk | 2006年12月18日 (月) 11:34