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Asianuxでデーヴァナーガリー文字を入力する方法

こんにちは。mkameiです。
そろそろ真面目なネタを書けと怒られそうなので、真面目なネタを書いてみます。

けだるい月曜日の午後。文学部の9階に登っていくといつも不思議な雰囲気が漂っていました。哲学系の研究室が集まっているせいか、お香の香りが漂っているせいか。
そんな9階の一室でサンスクリット語の授業が行われていました。某大学の文学部にはインド仏教学の研究室がありまして、主にそこの研究室の学生のために開講されていたのですが第二外国語の扱いになってましたのでどこの専攻の学生でも授業は取れました。

サンスクリット語の授業は、初めはデーヴァナーガリー文字をひたすらローマ字に直す作業ばかりしていました。このローマ字に直す作業がまたくせもの。教科書はインドで出版されたもので、出版社が "LOW PRICE PUBLICATIONS" というくらいなので安かろう悪かろう、ところどころ印刷の文字がかすれて見えないのです。ネイティブや上級者の人なら、脳内補完ができるのでしょうが、初心者にはかなりきつかったです。

サンスクリット語の授業の話は置いておいて、我々の開発しているディストリビューションの名称がAsianuxですので、当然インド系の文字も入力できなくては、ということでデーヴァナーガリー文字の入力を試してみました。

以下の方法はAsianuxではサポートしておりませんので、試す場合はくれぐれも自己責任でお願いします。

* インド系文字フォントのインストール
残念ながらAsianuxではインド系文字フォントを提供しておりませんので、rpmfind.netあたりからfont-indicのsrc.rpmを探してきてください。
(Fedora 7のfonts-indic-2.1.5-1.fc7.src.rpm を使いました)
まずリビルドします。

# rpm -ihv fonts-indic-2.1.5-1.fc7.src.rpm
# cd /usr/src/asianux/SPECS
# rpmbuild -bb fonts-indic.spec

リビルドが終わりましたら、/usr/src/asianux/RPMS/noarch/ にインド系文字のフォントのRPMができておりますので、インストールします。
(ここではfonts-hindiをインストールします)

# cd ../RPMS/noarch
# rpm -ihv fonts-hindi-2.1.5-1.noarch.rpm

インストールが終わりましたら、KDEのコントロールパネルを開き、「システム設定タブ」をクリックし、「キーボード配列」をダブルクリックします。

Kxkb_2

「キーボード配列を有効にする」にチェックを入れ、利用可能な配列から言語を選び、「追加」ボタンを押して右ペインに移動させます。ここではインド系文字を使いますので、"India" を選択します。
「追加」と「削除」ボタンの下に「バリアント(派生型)」がありますので、そこからベンガル文字、タミル文字など選べます。
設定が終わりましたら、「OK」ボタンを押します。

スタートボタンから「アプリケーション」 -> 「ユーティリティー」 -> 「テキストエディタ」を選びます。

KDEのデスクトップ画面の一番下の右端の時計の横に、国旗のアイコンが出ています。それを何度かクリックするとインドの国旗が出てきます。
出てきましたらキーボードから何か入力してみてください。デーヴァナーガリー文字が入力できると思います。


Devanagari5

左の画像はKWriteにデーヴァナーガリー文字を入力してみたものです。
何か文章を打ってみればよかったのですが、間違えそうなので名詞の格変化を書いてみました。
左から単数、双数(2人、2つ)、複数(3人、3つ以上)の格変化です。
格は7格ありまして、主格、対格、呼格、具格、与格、奪格、属格、所格です。

#もうすっかりサンスクリット語は忘れてしまいましたので間違えていたらごめんなさい。

デーヴァナーガリー文字の基本の文字は子音+母音(a)を一文字で書きます。a以外の母音と組み合わせたい場合は、その母音を表す文字のパーツと基本の文字を組み合わせて作ります。


Devanagari_3

分かりにくいかも知れませんが,右の例は日本語で言うところの「か」を表す文字+ā, i, ī, u, ū, o, ai, au, (母音なし)、ŗ(正しくはrの下にコンマではなくドット)の組み合わせた例です。キーボードを打っていくと文字の形が変化したりつながっていくのを見ると楽しいです。

インド系の文字でもKDE上でフォントを追加して,キーボードの配列を設定するだけですので,予想よりもはるかに楽でした。

次回はAsianuxでもヨーロッパの言語を入力できる! ということでヨーロッパ編です。

コメント

デヴァナガリですか、懐かしいな。ヨーロッパ編では是非トルコ後の i の問題を取り上げてください!

なぜか昔アラビア語を習っていたことを思い出しました。
当時の先生曰く、右から左へ書く言語は、表示はともかく編集ができるマシン環境がなかなかないのですよ、とのこと。

>代官山のバッカスさん
トルコ語ですか…、トルコ語は勉強したことはないのですが、面白そうなので後で調べてみます。

>tsuzukiさん
アラビア語、すごいですね。最近は本屋に行くとNHKのアラビア語の語学講座のテキストが並んでいますね。
#手には取って立ち読みしましたが買いませんでした…。

今のLinuxのアラビア語のサポートはどうなっているのでしょうか。こちらも気が向いたら調べてみます。
後でアラビア語について聞きにいくかもしれません(笑)

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