Altキー使ってますか?
こんにちは、okapです。2度目の登場になります。みなさんがAltキーを使用する場面はどういった時でしょうか。X上のアクティブウィンドウの切替えの[Alt-Tab]とかでしょうか。そこで今回は意外と知られていない(?)Altキーの便利な機能をご紹介したいと思います。
1. ウィンドウの移動
これは昔からのFAQですが、ウィンドウをマウスで移動する場合タイトルバーを摘んで行いますがX上ではAltキーを押しながらならそのウィンドウのどこを摘んでも移動が可能です。
2. Firefoxのタブブラウジング
次にご紹介するのはFirefoxにおけるタブブラウジングに関する機能です。例えばGoogleバーから検索するときその結果を新規タブで表示させたい場合、一旦空の新規タブを開いてから検索していませんか? そういう方はGoogleバーから検索する際Altキーを付けて[Alt-Enter]として見てください。検索結果が新規タブに表示されるようになったと思います。
この機能はGoogleバーに限らずロケーションバーでも可能です。ちなみにGoogleバーへのジャンプは[Ctrl-J]、ロケーションバーへは[Ctrl-L]で行えます。また、マウスでリンク先を新規タブで開きたいときは[Ctrl-クリック]もしくは[中クリック]で可能です。さらに余談になりますがロケーションバーなんて使わないよという方はFirefoxのクイックサーチ機能を調べて見てください。すごく便利です。
3. Bash上での操作 [Alt-.]
さてここからが本題です。ここではBash上でのAltキーに関する便利な機能をご紹介します。例えば興味を持ったディレクトリに移動しようとして勢いよくTab補完した結果
$ cd /proc/sys/kernel/sysrq
bash: cd: /proc/sys/kernel/sysrq: ディレクトリではありません
と怒られ慌てて
$ less /proc/sys/kernel/sysrq
としたという経験はないでしょうか。このとき対象ファイルを再度入力しているでしょうか?この場合lessに続けて[Alt-.]を一度だけ押すと直前のコマンドの最後の引数が補完されます。直前のコマンドの最後の引数なら「!$」や「$_」を使用している方もいるかと思いますが、では/proc/sys/kernel/sysrqの一つ上のディレクトリに移動する場合はどうでしょう?「!$」や「$_」では対応できませんね。ですが[Alt-.]であれば最後の引数である対象パスがビジュアル的に表示されますのでそれに続けて[Alt-Backsapce]を押して最後のフレーズ「sysrq」を削除すれば完了です。
$ cd /proc/sys/kernel/
このよに最後の引数が表示されるのでこれに対して編集ができるのが[Alt-.]の利点です。
次に、直前ではなく3つ前のコマンドの最後の引数を使用したい場合どうでしょう?
$ ls !-3:$
ls /proc/sys/kernel/sysrq
とすれば可能でしょうが、4〜5つ前といったaboutなときは向きませんね。しかも記号ばかりで打ち難いです。そこで先程ご紹介した[Alt-.]を数回続けて押してみてください。[Alt-.]を一回押すごとに一つ前の最後の引数が現れ、更にもう一度押すともう一つ前の最後の引数が現れてくれます。
$ less /proc/sys/kernel/sysrq
↓
$ less /proc/sys/kernel/
↓
$ less /proc/sys/kernel/sysrq
といった具合に。このように[Alt-.]は最後の引数を遡って表示できるので大変便利です。是非使ってみてください。一ヶ月後にはこの機能が手放せなくなっていることでしょう。ただAltキーを多用することになるとJISキーボードの方はAltキーのポジションに悩まされるのではないでしょうか。実に微妙な位置に存在しているのでどの指で押してよいか迷います。私の場合はUSキーボードを使用しているので両Altキーがスペースキーの両サイドに配置されており、親指Shiftならぬ親指Altといった感じで押し易いです。まあLinuxでは使用しない「無変換」や「前変換」をAltキーとして割り当ててしまえば問題ないと思いますが。
最後になりますが、その他のキーコンビネーションはbashのオンラインマニュアルをご覧下さい。ご自分の求めている機能も見つかるかも知れません。なお今回の[Alt-.]は「M-\.」で検索可能です。
¡Hasta luego!



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