毒入り餃子
餃子が好きだ。晩酌でちょっと足りないときなど、簡単に焼いて食べることのできる餃子は、冷凍庫の必需品である。酔っているにも関わらず、きれいに焦げ目がついたときなど、幸せを感じる。
その冷凍餃子に農薬が混入し、食べて病院に運び込まれてしまった方がいると聞く。ああ大変、もう冷凍餃子は食べられないのだろうか。と思っていたら、これは中国製品が悪いのだという。緊急輸入停止だそうだ。
なんか変だな。それだったら、ブレーキホースに穴が開いたり、タイヤが取れたりする日本車があったら、アメリカは全ての日本車の輸入を緊急停止するべきではないか。和歌山県でカレーを食ってはいけないし、所沢でお茶を飲んでもいけない。
アメリカに行きます、東京に帰ってきます、という表現がある。変だ。アメリカに行きます、日本に帰ってきます。あるいはボストンに行きます、東京に帰って来ます。と言うべきではないだろうか。
アメリカで仕事をしていた時も「みんなに伝えたのか」と聞くと「テオと、ダブリンと、アジアに話した」などと言われる。テオは人名、ダブリンはアイルランドの首都の名前、アジアは地域である。テオとサーシャと酒井に話した、あるいはマウンテンビューとダブリンと東京に話した、と言うべきである。
自身に対する認識を他人に投影できることが成長の証だとすれば「テオとダブリンとアジア」は未成熟な表現である。同様に毒入り冷凍餃子だから中国製品は全部駄目、も未成熟なリアクションではないか。
中国特有のノリというのもあって、現地で仕事をした経験のある人は苦笑いするところもあるとは思うが、だからオリンピックは駄目、というのは短絡的で、別の意味での失笑を買うのではないかと思う。
推し進めると、中国はパクリが多いから、Asianux Server も品質が低いに違いない、ということになってしまう。誓ってそういうことはない。
みなさま、今後とも Asianux Server をよろしくお願いいたします。





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