ダンプ解析は誰のものか
弊社吉岡の読みたいブログ に書かれている通り、私のブログのページビューはまだまだです。
なので、今日は思うところを書いてみます。そのため、文体がいつもと少し違いますが、ご容赦を。
今日は土曜出勤だ。なぜかというと超特急でカーネルダンプを解析しないといけないからだ。
ただ、ふと吉岡のブログを見て、書きたくなったので書いてます。
ちなみに私のミラクル入社面接をした人で現在残っている唯一の人が吉岡さん(あえてさん付け)です。
実は、いま、カーネルダンプを解析している。しかも昨日から解析している。昨日読んだカーネルダンプについては、ダンプを読みながら、このブログ内に解析内容を記録していった。
でもそれらは未公開に設定してある。なので、何をどう解析したか、一瞬で公開することが可能だ。だけどこのダンプ解析手法を公開してよいのだろうか。公開した文章から、ダンプを送ってもらった相手に迷惑をかけないだろうかといった心配があるので公開していない。
* 社内で再現テストした結果のダンプだと大丈夫でしょうね。こちらは後から確認のために取ったので、解析時の思考が再現されていなくて面白くないんです。
ではなぜ、このブログにダンプ解析の解析経緯を記録しながら作業したか。
それは、Linuxカーネルのダンプ解析の手法について、もっと広く共有したいと私は思っているからだ。
せっかくオープンソースのOSを使っていても、問題の解決手法が知られていなかったら、Linuxの価値も信頼も向上しない。
オープンソースのLinuxだからこそ、カーネルのソースが手に入り、ダンプが取れて、ダンプ解析の手法が分かれば、本質的には誰でもダンプ解析できるはずである。
Windowsや商用UNIXとの最後の違いはそこにあるはずだ。
少なくともブログに記録したことで、私の部下にはダンプ解析の方法の一端をプリントアウトして伝えることができる。実際に解析結果を渡して、ダンプ解析もしたことない部下にやらせてみている。
少なくとも、私のダンプ解析技術は一流ではないと思っている。公開すると恥ずかしい操作とか思い込みとかいっぱい含まれている。
だけど、それを公開することで世の中でカーネルPANICで困っている人を助けることができるのではないかと思う。さらにLinuxカーネルの問題解決スピードが向上し、より良いサイクルになることを期待できるとも信じている。
今回の作業が一段落したら、ダンプ解析の手法についてこのブログで公開できないか、関係者と調整してみたいと思います。もちろん記述内容から迷惑がかからないように内容は調整、修正する気ですので、もし このブログを読まれている方がいたらぜひご協力、承諾お願いします。
さて、昼飯を取ったら、新たなダンプ解析へと旅立とう。そして今度も記録を取ろう。
願わくば、このブログを読んだ人がカーネルダンプを解析できる世界がやってきますように。
ところでみなさんはダンプ解析の解析経緯って読んでみたいですか?
読んでみたい方はぜひコメントにその思いを書いてもらえると心強いです。
あと、ミラクルでは社員募集中です。上に書いたようにダンプ解析できる人、もしくはできるようになってみたい人、ぜひ弊社Webから応募してください。私が知っている範囲ですけど、教えます。

ダンプ解析プロセスをぜひ読みたいです。(身内ですいません)
ダンプ解析の結果ではなくて、試行錯誤しているプロセスそのものを見たいです。XXだと思ってYYを調べて見たんだけど、ZZで、どうだこうだで結局AAだった、みたいなあっちいったりこっちいったりしているプロセスを読みたいですね。
投稿: hyoshiok | 2006年7月 1日 (土) 12:57
私もぜひ読みたいです。
blog が普及して私が一番良かったと思うことは、ディープな話を読むことができる機会が増えたということです。
blog という形態は、途中経過を記録することにとても合ってますし。
投稿: takaBSD | 2006年7月 2日 (日) 22:51
takaBSDさん。コメントありがとうございます。まだまだ解析が終わっていないくてどんどん記録が長くなっていっています。もうちょっとお待ちください。
投稿: やすま | 2006年7月 2日 (日) 23:38