日中韓でのコミュニケーションの問題
ブログもすっかり間が空いてしまった。この3週間で、国内出張1回、海外出張2回でへろへろである。
先日の福岡での第5回北東アジアOSS推進フォーラムの話題は烏龍の旅や拓かれた世界へ向かってで紹介されているので詳しくはそちらを参照いただく事にして、その他のお話。
福岡でラーメンに舌つづみを打ちつつへべれけになるまで呑んだ人多数という感じであろう。
わたし自身は北東アジアOSS推進フォーラムのWG1(ワーキンググループ1)に所属しているので日中韓に多くの知り合い友人ができた。
昼間は朝から晩まで会議、夕食という流れになるのだが、最初はぎこちない空気でも何度か会議を重ね酒を組み交すうちにだんだん打ち解けてくる。全員英語が母国語じゃないので片言なのであるが、それでも一生懸命相手の言わんとしている事を理解しようとする。なかなか通じないのであるが、言い方を変えたり、身振り手振、ホワイトボードを利用しての図解など双方熱がこもる。
この英語でのコミュニケーションというのが日中韓でのコラボレーションでのキーポイントとなる。仮に日中あるいは日韓、中韓の通訳をいれたとするとそれだけで3倍の時間がかかるし、それ以上の問題が発生する。
母国語で話すと、どうしても微妙な言いまわしになるので、例えば「検討する」とか「持ち帰える」とか「落しどころ」とか、まあさまざまなニュアンスの言葉を駆使してしまうので、相手にそれがどのように伝わっているか確認できなかったりする。母国語で言うと相手が理解していまいがいようが伝えた気になってしまって、実は全然理解していないという事に後になって気がつくという危険性がある。
英語の場合は難しい事をそもそも言えないので言い方が極めてストレートになって、分らない時は躊躇なく「execuse me, I don't understand it」とか「Do I answer your Question?」とか聞ける。相手も相手でわたしたちが理解できていないと手を返え品を返え、表現を返え、同じ事を説明する。
したがって、双方、理解できていない事が積み残されにくい。一見時間がかかるように思えるメソッドなのであるが実は直線なのである。これは日中韓共同プロジェクトAsianuxでの経験および今回の北東アジアOSS推進フォーラムでの経験にもとづく実感である。
日本語だと、あまりにストレートで失礼な言い方かなあと思えることも英語だとそれしか言いようがないので双方理解した上で使ってしまえる。結果として母国語+通訳というスタイルよりも英語でやるほうが相互理解が深まったりするのである。
とは言うものの最低限の英語力はもちろん必要なのであるが、それは訓練というか場数を踏んでいくしかない。
食事の場とかではやはり片言でも現地語(例えば中国語、韓国語)での挨拶くらいはできると場が和む。今回ご一緒したRHのTさんなどは韓国語がペラペラで「〜いむにだ」「〜はせよ」とか言いながら場を盛り上げていた。
日中韓の共通の話題を宴会の場でみつけるのはそれはそれで難しいのであるが先日はアニメとマンガがどうだこうだという話を中国人の若いエンジニアがふってきた。わたしは全くそっち方面にうといのであって、今後は中国ではやっているアニメの話題くらいは仕入れていかなければいけないなと反省した次第である。
新卒で入社した会社の英語の教師がやたら日本文化に造詣が深く、黒澤の「羅生門」におけるなんちゃらがどうしたこーしたとか、いろいろ聞かれたのであるが、わたしはまったくチンプンカンプンで、実は全く日本文化というものを知らないということを実感した事を思いだした。
昔は黒澤、今はアニメというのが日本を代表する文化という事なのだろうか。
第五回北東アジアOSS推進フォーラム(第一日目)
http://blog.miraclelinux.com/asianux/2006/11/oss_9f09.html
韓国におけるAsianuxのビジネス
http://blog.miraclelinux.com/asianux/2006/11/asianux_7850.html
第五回北東アジアOSS推進フォーラム(第二日目)
http://blog.miraclelinux.com/asianux/2006/11/oss_4b40.html
第五回北東アジアOSS推進フォーラム(番外編)
http://blog.miraclelinux.com/asianux/2006/11/oss_5ece.html
黒川温泉にいきました。
http://blog.miraclelinux.com/asianux/2006/12/post_d94a.html
第五回北東アジア推進フォーラム参加
http://blog.miraclelinux.com/dora/2006/11/post_a4a0.html




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