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プロフィール

吉岡 弘隆 - よしおか ひろたか

日本OSS推進フォーラム ステアリングコミッティ委員
OSDL Board of Directorsを歴任
カーネル読書会主宰

2000年6月、ミラクル・リナックスの創業に参加。
95年~98年、米国OracleにてOracle RDBMSの開発をおこなっていた。
98年にNetscapeのソースコード公開(Mozilla)に衝撃をうけ、オープンソースの世界に飛びこみ、ついには会社も立ち上げてしまう。
2008年6月取締役CTOを退任し一プログラマとなった。

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Who wrote 2.6.20? 誰がlinux 2.6.20を書いたのか?

http://lwn.net/Articles/222773/

先週のカーネル読書会でGreg KHがLinux Kernel開発コミュニティのお話をしていて、その中で開発の量的な側面についていろいろ紹介していた。そのスクリプトを眺めていたら、元ネタは、Jonathan Corbetという人が書いた「Who wrote 2.6.20」というLWNの記事ということをREADMEファイルから発見した。そこで早速Googleしてみた。それが上のリンク。

その記事はざっくり言うと、Linux Kernel 2.6.20を誰が開発し、その人はどこの会社に雇用されているかというのをgit(Linuxのコード管理システム)のログから定量的に解析したものである。

Linuxは多くのボランティアの自発的な貢献によって開発されていると良く言われているが、それがどのくらい正しいのか、そうでないのかを検証している。

2.6.19から2.6.20への変更を調査した。それによると4983の変更が741人の開発者によってなされている。286,439行追加され、159,812行削除され、その結果126,627行増えたことになる。

開発者ごとのうちわけは、Al Viro 241回(4.8%)を筆頭に、以下、Andrew Morton 92(1.8%)、Jiri Slaby 92(1.8%)と続く。20位まで出ているが、20位は美田さんで43回(0.9%)である。上位20人で全体の28%コードを貢献している。

コードの量で計測すると若干ことなる順位になる。回数は少ないが大量のコードの変更をしている場合があるからである。Jeff Garzik 20712行(6.0%)でトップ、日本人は佐藤嘉則さんが13位で5232行(1.5%)である。

削除した量の順位もあって、Jeff Garzik 19862行(12.4%)で、日本人は6位の根本さんで1425行(0.9%)である。

投稿されたパッチは、メンテナーのsigned-offによって受けいれられる。ピアレビューをした人という事である。その順位はAndrew Morton 1422回(13.7%)、Linus Torvalds 1366回(13.2%)、David S. Miller 483回(4.7%)となる。先日カーネル読書会に飛び入り参加してくれたGreg Kroah-Hartmanは269回(2.6%)で第5位である。

多くのパッチはサブシステムのメンテナのレビューだけで直接Linusの管理するメインツリーにマージしていることになる。すくなくてもLinusはsigned-offしていないので、そのパッチのメインのレビューアではないと言える。

誰が開発者を雇用しているか?

電子メールのアドレスを元に所属している会社を計測した。例えばメールアドレスがibm.comであればIBMの社員と考えた。それによると、不明 1244 (25.0%)、 Red Hat 636 (12.8%)、 なし 383 (7.7%)、 IBM 368 (7.4%)、 Novell 295 (5.9%)、以下 Linux Foundation/Intel/Oracle/Google、日本企業はMiracle Linuxの18位で43 (0.9%)である。不明というのは、所属企業が不明だったもの、なしというのは純粋に自分の時間を利用して開発していたと思われるものである。

65%のコードは企業に所属する人間が開発している。残りの部分(全体の約1/3)がボランティアによって開発されていた可能性がある。(多く見積もった場合)

下記には日本人のLinux hackerについてまとめたサイトがあるのであわせて紹介しておく。
http://wiki.livedoor.jp/linuxfs/d/Japanese%20Linux%20hacker

カーネル読書会/ユメのチカラ
http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/06/post_da8e.html

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コメント

あ~、このページ知ってます。
Linuxでの分野が何故か ipv4/ipv6 になってます。確かに、 ipv4/ipv6 のパッチを投稿したことはあるけど、名前がでるほどの活躍はしてませんよ~。(^^;

ページの紹介ありがとうございます。今回の集計ではきちんとMIRACLE LINUXさんも載せました。

linux 2.6.20に観点を着目して、gitで集計するのは、なかなか面白いこころみですよね。
先にやられてしまった感じがします。。

個人別のLinuxでの分野はkernel.orgの投稿patchへのリンクに差し替える予定です。
#日本の方のpatchは2300件以上もあるので、現在はスクリプト作成中。。

PANDAさん、こんにちは、(誰だろう?)
まあ、パッチを投稿したんだから、そーゆーことでいいじゃないでしょうか。

yos.takahashiさん、コメントありがとうございます。スクリプトの作成ありがとうございます。名前の確認とか手作業みたいな感じですが、すごいですね。
いつの日か、カーネル読書会で発表してください。

今頃気がつきました。
2.6.20でSH2(A)のコードを入れてもらったので、その影響ですね。
linux-shに送るときは小分けにしていたので、そんなに大きいとは思ってなかったんですが…

ysatoさん、コメントありがとうございます。

やっぱし、メンテナだと量が増えちゃいますよね。お疲れさまでした。

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