Ottawa Linux Symposium 2007 (ols2007) まとめ
というわけで、Ottawa Linux Symposium 2007 (ols2007)を総括してみる。
出席者は750人程度で、昨年より微妙に減少しているのは、kernel summitを併設しなかったからと言われているが、本当のところはよくわからない。それでも、2.6.22にパッチを出した約800人中、少なくとも100人以上は参加していたわけだから、地球最大のlinuxの技術会議と言っていいだろう。
企業からの参加者も多くて、発表者の所属をざっとみるとIBMとIntelがさすがに両巨頭である。まるっきり個人で発表しに来ているというのはあまりいないようだ。昨今は企業がスポンサーになって開発を主導しているという流れをあらわしている。
アマチュアスポーツからプロスポーツへギアがかわりつつあるという感覚かもしれない。プロスポーツになるともちろん得られるものもあれば失なわれるものもある。インディーズからメジャーレーベルでデビューする事によって得られるものと失なわれるものみたいなものなのかもしれない。もちろんわたしはメジャーレーベルでデビューした経験がないのでよくわからないけど。
いづれにせよ、プロになって、技術がより高度化、専門化した部分は確実にあって、発表の中にも、これってIntelの中の人じゃないと、ちょっと手が出せないよなあというものもいくつかあった。
一方で企業とコミュニティとのかかわりというと、やはり個人的にはカーネル読書会の席でいろいろ勝手を言ったTOMOYO Linux BOFが印象深かった。日本にとじこもっちゃいかんいかんいかん。ばんばん(机を叩く音)。Ottawaに行くべきだ、LKMLにデビューすべきだ、アップストリームにマージするべきだ、などと人様に向って大変エラソウな事を言ってOttawaまでひきづり出したTOMOYOチームの皆様の健闘には大きな拍手をおくりたい。余計なお世話みたいなものではあるが、結果としてTOMOYOの皆様が少しでも楽しんでいただけたら望外の喜びなのである。ご苦労の方が多かったみたいで、若干もうしわけない気もしないわけではないが、まあ、この経験が共有されるということは非常に価値が大きいので、ご容赦いただければ幸いである。
まだまだ日本の企業はコミュニティとのかかわり方についての経験値がたりないと思う。実感として。英語の壁もあるかもしれないが、本当のところ英語の問題ではなくコミュニケーションの問題なのだけど、それは経験をつんで、失敗と成功を重ね自ら獲得しないといけない。擬似的な経験値を積むのにカーネル読書会はいろいろな意味でいい場所なので、どしどし利用してほしいと強く思った次第である。
http://tomoyo.sourceforge.jp/wiki/?OLS2007-BOF
TOMOYO Linux
http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/02/tomoyo_linux.html
企業発OSSのコミュニティアライアンス戦略
http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/02/oss_446d.html
OLS 2007 (3) -- TOMOYO Linux BOF
http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/06/ols_2007_3_tomo.html




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