The Practice of Programming (プログラミング作法)
先日、K&RのThe C Programming Language (プログラミング言語C)は初心者が読む教科書としてはいただけないと紹介した。では、お勧めは何か。
ずばり、The Practice of Programming (Addison-Wesley Professional Computing Series)を推薦したい。(日本語訳はプログラミング作法
である)
テスト、デバッグ、移植性、性能、設計の選択、スタイルなどのテーマ(プログラミングの実践(Practice of Programming))という計算機科学の授業でまともに取り上げられなかったものを取り扱っている。
移植性の解説で、国際性(Internationalization)の項目を発見したとき、ああやっとK&Rの呪縛から逃れられるかもしれないと思ったものである。
If one lives in the United States, it's easy to forget that English is not the only language. ASCII is not the only character set, $ is not the only currency symbol, dates can be written with the day first, times can be based on a 24-hour clock, and so on.
(米国に住んでいる人は、英語が唯一の言語ではなく、ASCIIだけが文字セットではなく、$だけが通貨記号ではなく、日付は日から記述できるし、時刻は24時間でも表現できるということを忘れがちだ。)
一般的な入門書に国際化についての記述を発見し、ああ、国際化というのがプログラムが持たなければいけないいろいろな性質のうちの一つになったんだなあと感慨深く思ったものである。
まあ、それはともかく、デバッグ、テスト、性能、移植性などプログラミング言語の教科書ではなかなかお目にかかれない項目でありながらとっても重要な事柄について真正面から取り組んでいるこの本はお勧めである。




この本はウチのチームでは教科書です。
私の周りでは、本当にこの本で勉強する必要がある人が読まず、よくわかっている人が呼んで頷くという本でした:-p
投稿: shigeonsd | 2007年8月 7日 (火) 15:25
shigeonsd さん、コメントありがとうございます。
「本当にこの本で勉強する必要がある人が読まず、よくわかっている人が呼んで頷くという本」。勉強するのが好きな人は勝手にどんどん勉強してどんどんレベルアップしていきますよね。勉強しない人は全然しないジレンマ。
投稿: hyoshiok | 2007年8月24日 (金) 10:06