Google のデータセンターの電力消費量
先日、グリーンITという講演を聞く機会があった。その講演でPUE (Power Usage Effectiveness) という単位を教わった。
PUE = iDC全体の消費電力 ÷ 収容されるIT機器の消費電力
冷却設備の効率がよければ1に近づく
というものだ。第15回GREEオープンソーステクノロジ勉強会でさくらインターネット株式会社の加藤さんのプレゼン資料がhttp://labs.gree.jp/Top/Study/20080919.htmlにある。資料の18枚目にデータセンターの電力消費量の図がある。その図によれば大体40〜45%くらいがIT機器によると考えられる。そうすると、PUEは2.2〜2.5ぐらいになる。
グーグルがデータセンターの電力効率性を一部公開、PUEは驚きの「1.21」((http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081002/316041/)) によれば、一般的なデータセンターのPUEは2.3〜2.5程度(データセンターで消費される電力の半分以上が、IT機器以外で消費される状態)、日本IBMの最新鋭データセンター「幕張データセンター」(千葉市)のPUEは「1.8」。日立製作所が2009年に横浜市に竣工するデータセンターは、「1.6」を目標にしている。そして、GoogleのPUEは「1.21」とのことである。
GREEの勉強会のときは、他社比較はどうなんだろうと漠然と思っていたのだが、なるほど、さすがGoogleである。
GoogleのData Center Efficiency Measurements ((http://www.google.com/corporate/datacenters/measuring.html)) (英文) というページを見ると、GoogleのPUEの測定結果などが出ている。
米国EPAの調査によれば、2011年の時点でのPUEで評価した電力消費の傾向を下記のように推定している。
現状のまま 1.9
良い場合 1.7
大変良い 1.3
最先端 1.2
Googleは現時点でそれを達成していることになる。6箇所のデータセンターの平均で1.21、最小が1.15となっている。
Step 1: Efficient Servers ((http://www.google.com/corporate/datacenters/step1.html)) によると典型的なサーバと比較して、年間サーバ当り$30、500kWhを節約しているらしい。100万台サーバがあるとすると年間3000万ドル(約30億円)を電気代で節約することになる。なんかとんでもない話である。典型的なサーバに比べて何%電力を節約できているかは、よくわからないが、"Our servers only lose a little over 15% of the electricity they pull from the wall during these power conversion steps, less than half of what is lost in a typical server." とのことなので、少なくても15%位は消費電力が低そうである。仮に15%分が500kWhだとすると、典型的なサーバは年間500kWh/0.15=3333.3kWhという事か。電気代も同様に計算すると$30/0.15=$200で、100万台サーバがあるとすると2億ドルという感じである。約200億円の電気代。
昔、Googleの電気代という日記をhttp://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20060328#p1に書いたのだが、あたらづとも遠からづという感じである。
参考:GREE 第15回オープンソーステクノロジー勉強会に行ってきた。 2008-09-20 - 未来のいつか/hyoshiokの日記




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